Marinaのなかのロミロミとペレと。そしてフラカヒコへ。vol.1

それこそいろいろな導きがあったのかもと今になって思う訪れたそこで、

心のずっとずっと奥から滲んでくる懐かさしさ「帰ってきた感」と全部を連れ去っていく「持っていかれた感」。

今まで自分の世界の中心で感じていた疎外感や自分のアイデンティティみたいなものを間違った形で形成していたものがまさに音を立てて崩れ去ったあの時。

誰かに諭されたわけでも、言葉をかけられたわけでも、

自己啓発の本のフレーズでも、癒しのスピリチュアルセッションでも、

どこかの有名なヒーラーの言葉でもなんでもない。

そんなもんは所詮、その発信者の意見と経験でしかなく。

ただただ目の前に拡がる、ハワイの海と、身体中を触る風と、鼻腔を奥でくすぐる甘い花の香と、耳の奥で共鳴して脳内を穏やかに響く波の音。

私の五感に染み入るマカプウ岬でのメディテーションはわたしに大切なことを魅せてくれた。

彼らが私の「師」だと。

いつもは観光客で溢れる「ペレの椅子」がマカプウポイントでのメディテーションの締めくくりだと言うように

その日はひとり厳かにそこにあった。

近づくのを憚るように周りはゴツゴツの岩が転がるけど素足になったとき、

足裏に感じた岩や石は不思議と一歩一歩踏み出すときにそこへ導くかの様にフィットしていく。

人がいないことを良いことによじ登り、そこへ腰掛けた時に、

怒りと嫉妬に狂い時に全てのもを憎んで破壊の限りを尽くした美しい女神ペレは

ただただ自分のフィーリングに正直で、自由で、世界の中心はきっと自分で

大好きな人と大好きなことに真っ直ぐで。

大好きだった人を殺してしまうくらい。

人間だけが持つであろういろいろな感情を味わい尽くすのを、

楽しんでいる人だったんだろうと勝手に思った。

愛じゃないとだめだとか、ネガティブがだめだとか

ヒーリングに携わるものは暴力や闇をまとってはだめだとか

糞食らえだわと。

感じることにナチュラルにあれ。

それをナチュラルにアウトプットしていく。

それを私に伝えたのは

どこかの偉いメンターと言われる人でもなく、

ベストセラーの著者でもなく、

予約の取れないヒーラーでもなく、

心を扱う何かの有名講師でもなく、

ただただそこに、きっと人間が命を持つ前からずっとそこにある、

大自然と、暴力と嫉妬を支配する火の女神ペレだった。

全てを抱擁して穏やかさを伝える大自然と、一見相反するペレの伝説とエナジーは

その瞬間私のなかで同じでひとつになった。

今思うのは順番が違っていれば私はもう少し遠回りしていたんじゃないかと感じる。

マカプウでのエナジーから、ペレの恩恵に触れたこのルートが必然で絶対だった。

そこから何かに取り憑かれた様にトラディショナルなロミロミに魅せられ、

いま私の人生の柱のひとつになったマナヴァヒロミロミ。

身体を癒すだけでのスパロミロミでは無く、さらに深いところへ伝わるトラディショナルなロミロミ。

大自然の動きを表現する手技と大自然のエネルギーのパイプであるだけの私の身体は、

マナヴァヒロミロミをしている瞬間いつも穏やかさに満たされる。

セッションをしながらクライアントに申し訳なるほど、私は満たされエクスタシーに似たものさえ感じるほどにいつも満たされているのだ。

[ Marinaのなかのロミロミとペレと。そしてフラカヒコへ。v... ]未分類2018/01/22 22:53